令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業〈採択事業(三次公募)〉

Plastics Smart令和4年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業

〈採択事業(三次公募)〉

 

プラスチックの資源循環の推進するため、化石由来プラスチックから再生可能資源への素材代替やリサイクルが困難な複合プラスチック等のリサイクルについて、技術的課題を解消するとともに、エネルギー起源CO2の削減を図るために、「令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」(補助事業)において、当該技術・プロセスの実証事業の公募を令和4年7月25日(月)~同年8月29日(月)の期間で実施しました。

 

この度、同事業に応募のあった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会における審査を行い、採択すべき事業を選定したのでお知らせします。

1.「令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」の公募概要

環境省では、低炭素社会及び循環型社会構築に資するプラスチック資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型のプラスチック利用を段階的に改めることとし、化石資源由来のプラスチックを代替する再生可能資源由来のバイオプラスチック等への転換を推進しています。

また、従来リサイクルが困難であったプラスチック等素材に対するリサイクル技術・システムの高度化を図り、プラスチック資源循環システム全体でのエネルギー起源CO2排出の抑制を目的とした以下の事業を行います。

① 化石由来プラスチックの代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省 CO2化実証事業

 

2.選定結果

本事業(補助事業)の公募(三次公募)に対し7件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下2件(代替事業1件、リサイクル事業1件)の事業について選定しました。

事業者名
(五十音順)
事業名 事業の概要
① 化石由来プラスチックの代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業
日本モウルド工業株式会社 立体紙シートプレス技術を応用した新型紙製包装容器の製造 冷凍食品容器を対象にカーボンニュートラル原料である紙に置き換える事で、化石由来プラスチックを代替しCo2削減を目指す。方法として立体紙シートプレス技術を活用し、プラスチック真空成型とほぼ同等のコスト実現及び課題であるデザイン制約の解決をするための実証事業を行う。
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省 CO2化実証事業
日榮新化株式会社 フィルムセパレーターの水平リサイクル実証事業 ラベルや工業用テープなどの粘着製品に使用されるPETフィルムセパレーターなどの台紙部分は、多くの場合廃棄・燃焼されている。これらをPET合成紙製のリサイクル専用セパレーターに置き換え、ユーザー使用後に回収、マテリアルリサイクルすることで、再びリサイクル専用セパレーターの原料として使用する実証を行う。

 

お問い合わせ先
2022年度執行団体:一般社団法人日本有機資源協会(担当:菅原、森田、本多、遠藤、寺林)
〒104-0033
東京都中央区新川2-6-16 馬事畜産会館401号室
TEL: 03-3297-5618   FAX :03-3297-5619
E-mail:  pla2022@jora.jp