令和5年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業)
〈採択事業(一次公募)〉
脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業)において、補助事業の公募を令和5年4月21日(金)~同年5月22日(月)の期間で実施しました。
同事業に応募のあった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会における審査を行い、採択すべき事業を選定したのでお知らせします。
■選定結果
本事業の公募に対し10件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下5件(プラ代替素材事業1件、プラリサイクル事業3件、ジェット燃料事業1件)の事業について選定しました。
事業者名 (五十音順) |
事業名 | 事業の概要 |
---|---|---|
① 化石資源由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業 | ||
豊田鉄工株式会社 | ソルガム由来CFの自動車用樹脂部品への適用実証事業 | 化石由来樹脂の使用量低減とCO2削減を目指し、地域の耕作放棄地や遊休地を有効活用して栽培したソルガムから採り出したCF(セルロースファイバー)と樹脂を混錬・成形する技術を確立し、自動車用樹脂部品にその素材を適用する技術的課題の解決と量産技術確立に向けた実証を行う。 |
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業 | ||
荏原環境プラント株式会社 | 内部循環流動床技術による廃プラスチックのケミカルリサイクル原料化実証事業 | 内部循環流動床ガス化システム(ICFG®)を用いて、廃プラスチック等の廃棄物のケミカルリサイクルによる資源循環に資する実証事業を行う。 具体的にはパイロット試験設備を建設し、生成物(油、オレフィン原料)の収率向上、品質把握・向上、及びそのハンドリングの知見を得ることを目的とした実証とその評価を行う。 |
東レ株式会社 | 自動車部品ポリアミド6の省CO2リサイクルプロセス実証事業 | リサイクル困難な複合素材プラスチックの資源循環システム構築を目指し、本事業では省CO2化が期待できるリサイクル技術である亜臨界水解重合による、ガラス繊維配合PA6自動車廃部品を対象としたパイロットスケールでのリサイクル技術を確立、PA6自動車部品の資源循環を実証する。リサイクル困難な複合素材プラスチックの資源循環システム構築を目指し、本事業では省CO2化が期待できるリサイクル技術である亜臨界水解重合による、ガラス繊維配合PA6自動車廃部品を対象としたパイロットスケールでのリサイクル技術を確立、PA6自動車部品の資源循環を実証する。 |
三菱瓦斯化学株式会社 | 光学用途向け特殊ポリカーボネートの水平マテリアルリサイクル実証事業 | スマートフォンの小型カメラレンズに特殊ポリカーボネートが採用されており、レンズ製造時に90%以上の端材が発生しているが、微量の異材混入でレンズ性能が低下するためリサイクルされずに廃棄されている。ラマン光を用いて99.99%の高い選別純度で回収し、再びレンズへ水平マテリアルリサイクルする実証を行う。 |
③ 廃棄物等バイオマスを用いた省CO2型ジェット燃料又はジェット燃料原料製造・社会実装化実証事業 | ||
株式会社レボインターナショナル | 国産技術を用いたSAFを含む次世代燃料化実証事業 | 独自開発した触媒との低圧での接触水素化分解反応により、国内にて発生している廃食用油を原料とするSAF及びナフサ・HVOの製造実証を行う。本事業では商用化に向けたエンジニアリングデータの取得とスケールアップに伴い予想される課題解決に向けた実証を行う。 |
事務局
一般社団法人日本有機資源協会
〒104-0033
東京都中央区新川2-6-16 馬事畜産会館401号室
TEL: 03-3297-5618 E-mail: pla2023@jora.jp
事務局:菅原、牛木、森田、遠藤
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