認定審査申請
レジ袋でサイズ違いもひとつひとつ申請が必要か。
バイオマス原料および原料の構成割合が同じであれば、サイズ違いはひとつの申請にまとめることが可能です。
日本で製造していないと申請できないか?
海外製造の商品でも申請可能です。
ただし、申請事業者は国内に拠点があることが必要です。
認定審査合格から使用契約締結までの流れについて知りたい。
認定審査合格後、使用料等の入金を受け、バイオマスマークのデータ送付およびマーク
使用契約を締結いたします。
データ送付日翌営業日が契約締結日です。
なお、データについては、認定審査合格後であれば、先行して送付することも可能です
が、この場合も契約締結日をデータ送付翌営業日に遡ります。
申請からマーク使用までにかかる期間はどのくらいか?
申請受付締切日から2ヶ月程度です。
ただし、認定審査のスケジュールがありますので、これに沿って申請願います。
認定審査は、1年に6回、奇数月(5、7、9、11、1、3月)に行いますが、各回、審査前
月の20日(休日の場合は直前の営業日)を申請書類の提出期限としています。
例えば、第3回審査は9月ですので、8月20日が申請書類の提出期限です。9月に審査
を行い、10月中に結果通知を予定しています。
なお、申請書類は審査前に事務局で確認を行いますので、提出期限に余裕を持っ
て提出願います。
バイオマスマーク認定取得にあたり、具体的な方法が知りたい。
様式1~4の申請書類、原料についてのSDS・バイオマス割合証明等がの提出が必要です。
様式1はどのような申請内容であるかの概要、様式2は申請事業者の概要、様式3は
申請商品を構成する原料名と構成割合、様式4は様式3を基に算出したバイオマス
度について記入願います。
また、審査には審査料が必要です。
日本有機資源協会への入会が必要か?
入会の必要はありません。
バイオマスマーク全般
「バイオマス度」はどうやって測るの?
一つの方法として、生物由来の物質にしか含まれていない炭素(C14)が、どのくらい含まれているかを測ることで、その製品の「バイオマス度」を測ることができます。
自然界の炭素には、重さの違うものがあります。存在する割合の大きなものから炭素12(C12)、炭素13(C13)、炭素14(C14)の3種類があり、特に炭素14には、大気中に常に一定の割合で存在し、決まった間隔で減っていき5730年で元の量の半分になるという性質(半減期)があります。加速器質量分析装置(AMS)という装置で測定をすると、試料に含まれる炭素の種類と、それぞれの割合が分かります。
植物は成長のため、大気中の二酸化炭素を取り込むので、植物に含まれる炭素14も大気中と同じ割合になります。
しかし、石油のような化石資源には炭素14が含まれていません。石油や石炭などは大昔の生物が地中に埋まり、長い時間をかけて作られ、この間に炭素14が減り続けてなくなったものと考えられているからです。
バイオマスマークの審査はどのように行われるの?
バイオマス製品を製造、流通、販売している事業者(または個人)が申請可能です。
申請いただいた商品について、提出された書類をもとに審査しています。審査では、商品の安全性、商品が表示しようとする機能、含まれるバイオマスの割合などが、申請内容と合っているかを確認しています。申請される商品は様々な分野に及ぶため、広い専門的知識が必要となります。そのため、審査は第三者の複数の専門家からなる審査委員会で行っています。
また、申請されたバイオマス度が申請内容と合っているか、認定商品の中から無作為に選び定期的に炭素法(C14法)で確認しています。
バイオマスマークはどんなものに表示できるの?
バイオマスマークは、含まれているバイオマスの割合が乾燥重量10%以上で、かつ品質および安全性が確認された製品が表示の対象になります。
木材をそのまま使用した机や紙、原毛皮や骨、種子、花きなどの粗製品は、バイオマスを利用していますが、表示の対象にはなりません。また、食品や医薬品も対象外です。
バイオマスマーク認定商品は広い分野に及びます。例えば、レジ袋や食品容器などの日用品、衣料品やインキ、緩衝材、事務用品、機械の部品、園芸用資材などさまざまです。
バイオマスマークのデザインの意味は?
バイオマスマークのデザインは、「地球から伸びるクローバー」を元にしています。
クローバーはバイオマスそのもの。クローバーの左側はバイオマス製品(Biomass Product)の頭文字であるBの裏文字、右側はPをかたどってを表しています。また、矢印は大気中の二酸化炭素増減に影響を与えない性質であるカーボンニュートラルを表しています。
マークの中の数字は「バイオマス度」を示しています。
「バイオマス度」は、商品の乾燥重量に対して使用したバイオマスの乾燥重量の割合を示し、%で表しており、バイオマスマークの運用に当たり、当協会で定めたものです。
バイオマスマークってなに?
バイオマスマークは、生物由来の資源(バイオマス)を利用し、品質および安全性が関連する法規、基準、規格等に適合している環境商品の目印です。
バイオマスマークの成り立ちは?
2002年に政府が閣議決定した「バイオマス・ニッポン総合戦略」において、バイオマスの利用推進に向けた基本的な考え方が示され、バイオマスプラスチックの利用について具体的な目標が示されました。その後、農林水産省において、関連事業として「バイオマスプラスチックの開発・利用普及に関する調査」(2003~2006年)が実施され、その成果がバイオマスマークの運用に繋がりました。
バイオマスマークは、このような背景からバイオマスの利用推進を目的として、(一社)日本有機資源協会の事業として2005年から試験運用を始め、2006年8月から本格的に運用されています。
バイオマスマーク使用と表示
バイオマスマークの更新はどのような手続きか?
使用契約期間満了日の3ヶ月前から、バイオマスマーク更新申請ができます。
HP掲載の様式5(バイオマスマーク使用更新申請書)を事務局に提出願います。
会社のCSRレポートでバイオマスマークの記載をしたいが、マークを使ってよいか?
広報用バイオマスマークの使用が可能です。
使用願い(様式あり)を提出願います。
バイオマスマークに認定されたインキを使った印刷物にマークを表示することは可能か?
認定商品の取得事業者の管理責任の下、マークの表示が可能です。
認定商品(インキ)の取得事業者からバイオマスマークのロゴデータを入手ください。
事務局では、マーク表示内容(説明文等)の確認を行いますので、ご一報ください。
バイオマスマーク認定商品を導入すれば、マークの表示ができるのか?
認定商品の取得事業者の管理責任の下、バイオマスマークの表示が可能です。
この場合、当会への申請手続き、費用は不要ですが、マーク表示内容(説明文等)の確認を行いますので、ご一報ください。
バイオマスマークの色は変えてよいか?
原則はロゴデータと同じ緑色を使用願います。
ただし、印刷色数の制限、地色とのデザインの都合等により、他の色への変更も可
能です。